MIRACLON ブラジル式フットサル講習会

ブラジル式フットサル講習会は、毎回さまざまなテーマでフットサル上達のための講習会を開催しています。
超初心者向けのフットサルスクールやチームクリニックも行っています。
※競技系チームに関しましてはお問い合わせ下さい。
Copyright(C), 2005-2011 MIRACLON ブラジル式フットサル講習会 All rights reserved.
このウェブサイトで掲載されている写真・記事・内容の出典を明記しない転載・無断転載・商用の転載を禁じます。

攻守が一体となったディフェンス〜前プレについて〜

2016.09.21 Wednesday 17:30
0

    戦術とは戦う術であり、勝利を目指す以上はチームそれぞれにあった

    戦術(戦い方)というものがあります。

    そしてチーム戦術は攻撃と守備の二つに分けられます。

     

    チームにはそれぞれ攻め方と守り方というものがあり、
    例として、攻撃に関しては自陣から繋いで行くのか、
    それとも相手ゴールまで最短ルートを使うのか、
    守備は攻撃のための守備(ボールを奪う・奪い返す)なのか、
    それとも失点しないための守備(ゴールを守る・シュートを打たせない)なのか、
    というように監督の哲学によって攻撃・守備戦術は変わります。

     

    今回は守備戦術のうちの一つでもある「高い位置からのディフェンス」
    について書きたいと思います。

     

    「高い位置からのディフェンス」は、フットサルをプレーしている人たちの間では
    「前プレ」と呼ばれることがあります。

     

    「前プレ」とは、前(相手側ゴールに近いところ)からプレッシャーをかけて
    ボールを奪うプレーのことを言います。
    このように、「前からプレッシャーをかけること」=「前プレ」
    ということになるのですが、ボールをどこで奪うのかが重要になってきます。

     

    ディフェンスで一番重要なのはボールの奪い所をどこに設定するか、です。
    チームによってボールを奪いに行くラインは決まっています。
    しかし、ここで気をつけなければいけないのが、「前プレ」=「前でボールを奪う」
    とはならない、ということです。

     

    相手ゴールの近くでボールを奪えれば得点チャンスに繋がるので、
    誰もが相手ゴールの近くでボールを奪いたいと思うものです。
    そのため、多くのチームは「前プレ」を実行する際、
    相手チームのゴールクリアランス時に相手ゴール近くにいるFIXOに
    ぴったりとマンマークでつくことをします。

     

    では、相手ゴールの近くでボールを奪いたいからと言って、
    守備側のこのようなポジション取りは正解でしょうか?
    もし自分が攻撃側チームだったとしたら、みなさんどうされますか?

     

    相手守備側の選手が自陣ゴール近くのFIXOにぴったりマークについていた場合、
    恐らく多くのGKは近くのFIXOに出さずに、真ん中のスペースに下りて来たPIVOへ
    楔のパスを入れるか、相手陣内へロングボールを投げるのではないでしょうか。

     

    大半のチームは自陣でボールを奪われたくない(当然です)ので、
    ぴったりマークがついている自陣の選手にパスを出すことはしません。
    ※マークを振り切れていれば話は別です。

     

    相手GKから自陣にロングボールを投げられてしまうと、
    相手ゴールの近い所でボールを奪うことができなくなりますので、
    本末転倒と言わざるを得ません。

     

    じゃあどうするの?
    という話になると思うのですが、ここからが私個人の「前プレ」に対する考えです。

     

    私は「前プレ」というディフェンスを実行する場合、
    下記内容をポイントとしています。

     

    (1)自チームの前方にいる選手は相手側コートの第二PKマーク付近まで下がり、
    相手チームのGKが近くのFIXOにパスを出すようにしむける。

     

    (2)GKがFIXOにパスを出すよりも前に、全員がそれぞれ自分がマークすべき選手は誰なのかを
    確認し合う。

     

    (3)GKが誰にパスを出すのか、どこにパスを出すのかを予測する。

     

    (4)GKからFIXOへのパスを予測すると共に、腰を落として足を動かし、
    GKがFIXOへパスを出した瞬間に距離を縮められるよう(プレッシャーをかける)
    準備しておく。

     

    (5)GKが近くのFIXOへパスを出すと同時にその選手をマークしていた選手は一気に距離を縮める。
    そしてFIXOが持つボールに足が届くか届かないかギリギリの距離を保ち、急ストップすると共に
    細かく足を動かし続ける。

     

    (6)FIXOがトラップと同時に足を止めたら距離を更に縮めて体を寄せて楽にプレーさせない。
    ※ここでボールを奪えることもある。しかし、無理して足を出してかわされることが
    一番やってはいけないことなので、体を寄せて楽にプレーさせなければOK。

     

    (7)FIXOがプレッシャーを受けて逃げるパスを出すので、そのパスが誰に出るのか、
    どこに出るのかを全員が予測する。

     

    (8)FIXOから逃げるパスが出ると同時に、そのパスが出た選手をマークしていた選手は一気に距離を縮める。
    そして、その選手が持つボールに足が届くか届かないかギリギリの距離を保ち、急ストップすると共に
    細かく足を動かし続ける。

     

    (9)パスの受け手がトラップと同時に足を止めたら距離を更に縮めて体を寄せて楽にプレーさせない。
    ※ここでボールを奪えることもある。しかし、無理して足を出してかわされることが
    一番やってはいけないことなので、体を寄せて楽にプレーさせなければOK。

     

    (10)ボール保持者がプレッシャーを受けて逃げるパスを出すので、そのパスが誰に出るのか、
    どこに出るのかを全員が予測する。

     

    (11)GKから数えてこの3つ目のパスは、恐らくワンタッチで前にクリアするような
    雑なパスになることが多い。ここでボールを奪う。


    以上、①〜⑪がポイントになります。

     

    さて、上記の①〜⑪を読まれた方には気付いていただけたと思いますが、
    「前プレ」=「相手陣内でボールを奪う」
    ではない!ということです。

     

    あくまで「前プレ」とは相手陣内からプレッシャーをかけることを指す言葉です。
    相手陣内から(前から)プレッシャーをかけることでパスミスを誘発させ、
    ボールを繋ぐのではなく、ボールを奪われたくないという気持ちによって
    プレーされた「逃げのパス」、ようするにただ蹴っただけの雑なパスを出させて
    パスカットを狙うプレーが「前プレ」によって実行出来ます。

     

    ボールコントロール技術に乏しい選手が一番最初のプレッシャーにびびり、
    その結果、1stDFがボールを奪えることもあります。
    また、1stDFの寄せが良くて、次に出る逃げのパスが弱かった場合は
    二人目のDFがボールを奪うこともあります。
    しかし、最も確率が高く、なおかつリスク(かわされて数的不利になる)もないプレーは、
    三人目もしくは四人目の所で奪うことだと思います。

     

    三人目もしくは四人目の所へのパスは、自陣に向かって前に蹴られたボールになります。
    その結果、自分たちの守るゴール付近にいる相手選手はゴールに向かって背を向けた
    状態でプレーすることになりますので、パスの予測と奪いに行くタイミングさえ
    間違えなければボールを奪うことは容易いですし、ボールを奪う際は相手ゴールを
    向いた状態でパスカットすることになるので、そのまま攻撃に移ることも可能な上、
    場所によってはミドルシュートも狙えます。

     

    まとめると、「前プレ」とは

    ●相手陣内でボールを奪うことではない
    ●相手陣内からプレッシャーをかける
    ●常に次のパスを予測する
    ●体を寄せて雑なパスを出させる
    ●雑なパスを奪ってそのまま攻撃できる


    正に攻守が一体になった戦い方と言えます。

    いかがでしょうか?

     

     

    【フットサルに関するご質問お申し込み方法】
    namo.miraclon@gmail.com(コーチ宛)まで、
    件名に「フットサル質問」とご明記の上ご連絡下さい。
    多くの方からのご質問をお待ちしております。
    コーチプロフィール


    ランキングに参加しています。
    ちょっとでも記事を気にいってくださいましたら、
    バナーのクリックをお願いします。

     

    人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
    お知らせ(開催日程などはこちら) | - | - | - | - |

    審判資格を取ること、講習会に参加することのメリット

    2016.08.16 Tuesday 20:44
    0

      今回は、チームにおける帯同審判員の確保問題について書きたいと思います。


      競技レベル問わず、協会オフィシャルリーグに加盟するには

      「審判資格取得者が帯同審判員としてチーム内に2名以上いること」

      が条件の一つとなっています。

      ※1名だけで良いというところもあるかもしれません。

       

      どうして審判の有資格者がいないとリーグに加盟できないかというと、

      各リーグは自主運営リーグのため、審判を出場チームから出す必要が
      あるからです。
      (自チームの試合前、試合後)


      このことから、リーグに新規参入したいと願うが審判員のいないチーム、

      昨年まで審判を務めていたスタッフが辞めてしまったチーム、

      審判を務めていた先輩が卒業してしまった部活動のチームなど、

      多くのチームが12月〜5月に審判資格を取得しようとします。


      審判の資格を取得するには各都道府県が主催する、

      「サッカー/フットサル新規4級審判取得講習会」

      というものを受講する必要があります。


      ※各都道府県サッカー協会のHP内にある「審判部」という項目から
      日程を確認し、新規4級審判取得講習会を受講してください。

       

      さて、その審判ライセンスですが、取得を希望する多くの方が
      リーグ加盟のためだと思われます。
      どうして審判の有資格者がいないとリーグに加盟できないかというと、
      各リーグは自主運営リーグのため、審判を出場チームから出す必要が
      あるからです。
      (自チームの試合前、試合後)

       

      よって、協会オフィシャルリーグに加盟したいチームの多くは

      部活動の顧問や先生、ボランティアのお父さんコーチ、
      もしくは所属選手の誰かが審判資格を取得するようにしますし、

      予算に余裕のあるチームは有資格者を招く、雇う、などの方法をとります。

       

      さて、そのような方法でようやくリーグに加盟できたチームですが、

      いざリーグが開幕すると審判のジャッジで荒れる試合が多々出てきます。

      上位のリーグは連盟から派遣される審判部の方が笛を吹きますので、
      それなりに試合をコントロールできていると思いますが、

      下のリーグであればあるほどそれは難しくなります。

       

      なぜならば、東京都の一番下のリーグ(オープンリーグ)や

      U-18・U-15リーグは、第二審判だけでなく主審もチーム出しになるからです。


      そして、どうして審判がチーム出しだと試合が荒れてしまうかというと
      すごく単純な話で、担当審判の実力・経験不足が原因であること、
      そして審判を務める本人の「やる気」不足が原因と言えます。

       

      下のリーグとはいえ、加盟チームはどこも一所懸命プレーしていますし、

      目の前の試合に勝とうと必死です。

      その試合をコントロールするのが審判です。
      しかし、資格を取ったばかりの審判や、やる気のない審判、
      性格的に審判に向いていない人が審判を務めてしまっては、
      試合をコントロールすることができないのは当然ではないでしょうか。

       

      審判には試合をコントロールしてもらわなければいけませんので、

      「ただ資格を持っているだけの人」が審判を務めてしまっては
      試合をする2チームが困ってしまいます。


      「自信なく務めている人」「実力不足で試合をコントロールできない人」

      「ルールを正確に把握できてない人」「毅然とした態度で臨めない人」

      「チームに言われて無理矢理やらされている人」「全力で取り組まない人」

      などが審判として試合に関わった場合、試合が壊れてしまう恐れがあります。


      よって、各チームに帯同する審判スタッフは、チームが自信持って
      送り出せる人材でなければいけないと思います。

       

      各チームの責任ある立場のみなさんには、審判を務めることによるメリット、

      審判を務める(リーグに協力する)ことがどれだけ大事なことか、

      審判を務めることで自身がプレーする時にどのように生かせるかなど、

      様々な話をして自主的に選手たちが「審判をやりたい!」と思えるような

      方向へ導いてあげていただきたいです。

      ※社会人チームでも同様だと思います。

       

      さて、リーグに加盟するチームはそれぞれ、どのような人が

      審判を担当されるのでしょうか?


      チーム内に「審判業務を専門としたスタッフ」がいることは
      稀であり、多くのチームが監督・コーチ・選手との兼任です。

      チーム事情によって様々だと思いますが、審判資格を取得して審判を務める選手は、

      ①「チームの代表者」
      ②「チームのキャプテン」
      ③「チームの中心人物」

      ④「責任感あるチーム愛に溢れた人」

      ⑤「チームから指名されて強制的にやらされる選手」

      ⑥「先輩に無理矢理やらされる後輩」
      ⑦「新入団選手」
      などではないでしょうか。

       

      上記①〜⑦の中で責任持って試合に臨めるのは、①〜④までだと思います。

      ⑤以下は嫌々やることが想像できます。


      選手は通常、「そのチームでフットサルをやりたくて入る」のですから、

      フットサルをやりたくて選手として入ったにも関わらず、
      (監督やコーチや指導することが仕事であり、審判は業務外と思うかも)
      チームから審判義務を言い渡されると「なんで審判なんかやらなくちゃいけないだよ。」

      と大半が思うものです。


      確かに、選手は競技をプレーするから選手であって、
      審判業務は元々選手としての役割ではありません。

      プレーしたくてチームに入ったのに審判をやらされることになったら、

      「なんで審判なんかやらなくちゃいけないだよ。」
      と思うのも当然ですし、そう思う気持ちもわからなくはありません。


      しかし、前述したようにオフィシャルリーグは審判出しが義務ですので、

      審判を出せないチームはリーグに加盟することができません。

      結果としてやりたいフットサルの真剣勝負(試合)ができなくなってしまいます。


      よほどの強豪・有名クラブでない限り審判専任スタッフはいませんので、

      リーグに加盟して試合に出場したいのであれば、チーム内で協力し、

      審判業務はこなさなくてはいけません。


      プロとは言わないまでもそれなりのレベルでオフィシャルリーグを
      戦いたいならば、チーム運営(チームへの協力)やリーグ運営(リーグへの協力)
      など、嫌なこともやらなければいけません。

       

      さて、その審判業務も嫌々やっていては辛いだけですし、

      嫌だなと思っているものを真剣にやるのは難しいと思います。


      そこで、審判業務をすることのメリットをお伝えしたいと思います。


      ※まずは審判資格を取得しましょう。
      方法としては各都道府県のサッカー協会が主催する、

      「新規審判資格取得講習会」に参加します。
      新規取得講習会ですので、よほどのことがなければ受講者全員が取得できます。

       

      ここからが審判業務をすることのメリットです。
      審判資格を取得すると、毎年開催される更新講習会へ参加することになります。

      この更新講習会がとても素晴らしく、eラーニングよりも遥かに価値があります。

      更新講習会=メリットだと私は思っています。

       

      審判資格を取得するとルールブックが郵送されます。

      しかし、ルールブックは分厚いですし、

      多くが箇条書きで難しい言葉で書かれていますので、
      全てを把握するのは根気と熱意が必要です。

      そこで、審判資格の更新講習会を活用していただきたいです。
      更新講習会で得られるものは、


      ●ルールの正しい解釈を得られる

      ※何がファウルで、何がファウルではないのか正しく知ることができる


      ●改正されたルールを把握することができる

      ※情報弱者にならなくてすむ。
      ルール改正後の試合で無駄なファウルや警告を減らせる。


      ●上級審判員に質問することができる

      ※疑問に思っていたこと、ルールに関する質問ができるため疑問や悩みが解決する。

       

       

      などです。
      いかがでしょうか?

      やはり嫌々では何事も楽しくできませんし、
      自身の活動はもちろんのこと、本当にやりたいことまで難しくしてしまいます。

       

      ルールを覚えることは選手としてプレーする上で大変なメリットがあります。
      ルールを逆手にとって試合を優位に進めることもできるかもしれません。
      試合前のこと、時間、身に着けるものまで全てがルールブックに記されています。
      これらを把握しておくことで試合前の準備はもちろんのこと、
      リーグに加盟する際にも役立てることができます。


      そして、ルールを把握しておくことで、堂々と主張できることもあります。

      対戦相手から試合中に色々言われたり、
      代表者会議でプレーについてあれこれ言われた際に、
      堂々と胸張って正しいルール解釈を伝えることができます。

      (「そうではない」ということを自信を持って言えるようになる。)

       

      審判資格を取得することのデメリットはなんでしょうか?
      デメリットがあるとしたら講習会と試合が重なる可能性があること、
      そして選手なら更新にかかる費用の捻出かと思われます。

      それらについては考える必要があります。

       

      長々と書かせていただきましたが、選手のみなさんには
      ルールの勉強のためにも審判資格を取得してもらいたいと思います。
      また、資格を取るだけでなくその都度講習会に参加し、
      ルールの正しい解釈を学ぶと共に色々と自分が思ったことを
      上級審判の方たちに質問してもらいたいです。

       

      私は国際審判や1級・2級の上級審判員の方から多くのことを学びました。

      哲学や心構えに始まり、どのように対処するのかなど、本当に多くのことを

      得られ感謝しています。

       

      審判資格を取得し、ルールブックを基に正しいルール解釈を学ぶこと、

      そして上級審判員の方たちと交流することは、

      きっと選手としてだけでなく、フットボールに関わる者として
      考え方に幅をもたらしてもらえると思います。

       

      審判資格を取ること、講習会に参加すること、
      そして試合で増え吹くとはどいういうことかを
      色々と考えていただけたら幸いです。


      【フットサルに関するご質問お申し込み方法】
      namo.miraclon@gmail.com(コーチ宛)まで、
      件名に「フットサル質問」とご明記の上ご連絡下さい。
      多くの方からのご質問をお待ちしております。
      コーチプロフィール


      ランキングに参加しています。
      ちょっとでも記事を気にいってくださいましたら、
      バナーのクリックをお願いします。

       

       

       

      人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
      フットサルコラム | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |